自社開発第3弾
東京センチュリーと神戸製鋼所、中央日本土地建物の3社が出資しているTC神鋼不動産は2月5日、自社開発としては第3弾となるマルチテナント型物流施設「AS-LOGI神戸Ⅱ」が2月3日に神戸市内で竣工したと発表した。
地上4階建て、延床面積は2万1,276㎡。1階と2階にバースを設置し、2階へのスロープを装備。最大で2区画まで分割対応が可能。
神戸市が造成した「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内に位置し、三宮まで約27分、大阪まで約50分、山陽自動車道・神戸淡路鳴門自動車道の神戸西ICまで約1.5㎞。
床荷重1.5t/㎡、梁下有効高5.5m、標準スパンの間隔は11.5m×10mをそれぞれ確保。荷物用EVと垂直搬送機を各2台確保している。
環境面では全館LED照明や節水型衛生器具を採用し、CASBEE神戸「A」ランク認証、ZEB Readyを取得済み。停電時でも稼働を継続できるよう、48時間対応の非常用発電機を取り入れている。屋根上に太陽光発電設備も設置する計画。
倉庫内空調新設に対応したキュービクルの電気容量を確保し、配管ルートや室外機置場を備えることで、スムーズに倉庫内空調を実装できるようにしている。将来の拡張に備えて、キュービクル増設スペースの確保、垂直搬送機の追加、事務所の増設が可能な計画を採用している。
従業員の満足度向上のため、各階女性トイレにパウダーコーナーを設置。各階に給湯室、2~4階には自販機コーナーを設けている。バース階には利便性とセキュリティを両立させるためにドライバー用トイレを別途設けている。
カフェテリアを設置し、倉庫テナント入居に合わせてオープンさせる予定。カフェテリア内の無人売店では、軽食や菓子、加工食品などをキャッシュレスで決裁できるレジを設置して運営する。カフェテリアは一般に開放するほか、敷地内ではキッチンカーの運営(不定期)も予定しており、地域活性化への貢献も目指す。
◆物件位置図
◆物件概要
名称 | AS-LOGI神戸Ⅱ |
所在地 | 兵庫県神戸市西区見津が丘1丁目17番 |
交通 | 神戸電鉄栗生線「木津」駅 徒歩6分 山陽自動車道・神戸淡路鳴門自動車道「神戸西」約1.5㎞ |
敷地面積 | 9,688.05㎡(2,930.64坪) |
延床面積 | 21,276.35㎡(6,436.09坪) |
階数 | S造・4階スロープ型 |
設計・施工 | 株式会社奥村組 |
スケジュール | 2024年2月着工、2025年2月竣工 |
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用