スーパーのオーケー、今夏に首都圏3カ所で物流センター開設へ

スーパーのオーケー、今夏に首都圏3カ所で物流センター開設へ

神奈川・寒川町は保管能力70万ケースの自動倉庫整備

スーパーマーケットのオーケーは6月20日、今年の夏に首都圏3カ所で物流センターを開設する方針を発表した。

このうち、神奈川県寒川町では、自社開発の「寒川常温物流センター」を構える。地上4階建ての自動倉庫で、使用敷地は約1・2万坪、保管能力は70万ケースを計画。神奈川エリアの約70店舗をカバーし、総投資額は約185億円、全稼働時の年間センター通過額は800億円を見込む。運営に際しては、三菱食品と連携する。

残る2カ所は埼玉県川口市、千葉県流山市を予定。いずれも賃借で、東京・埼玉・千葉エリアの約70店舗を対象とし、概算で年間センター通過額は700億円とみている。伊藤忠食品の協力を得る。

オーケーは「当社開業以来最大のプロジェクトで、社運を賭けて取り組んでいる。大量販売商品をさらに大量に販売し、物流コストをいかにして引き下げるか、少量販売商品をできるだけ幅広く取り扱い、物流コストの上昇をいかにして抑えるか。物流関連の生産性改善はもとより、お店の作業効率の改善にも取り組み、競争力を強化する」と説明している。

(藤原秀行)

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