Jリートのラサール、三菱商事系のダイヤモンド・リアルティが進める千葉・松戸の物流施設開発プロジェクトに間接投資

Jリートのラサール、三菱商事系のダイヤモンド・リアルティが進める千葉・松戸の物流施設開発プロジェクトに間接投資

SPCの優先出資証券を4億円で取得へ

Jリートのラサールロジポート投資法人の資産運用を担うラサールREITアドバイザーズは11月22日、千葉県松戸市で進められている物流施設「(仮称)松戸松飛台計画」の開発プロジェクトに間接投資すると発表した。

プロジェクトは2023年下半期に着工、24年下半期の竣工を計画しており、地上2階建て、延床面積は約9200㎡の予定。テナントは現時点で未定という。

プロジェクトを進めている特定目的会社(SPC)「ジャパン・ロジスティクス・デベロップメント1」の優先出資証券(企業の優先株に相当、普通出資者総会における議決権がない一方、優先的に配当を受ける権利を有している)を取得することを決めた。首都圏で中長期にわたり安定した収益が見込める有望なプロジェクトに出資し、ポートフォリオの拡充を図る。

SPCは三菱商事系のダイヤモンド・リアルティ・マネジメント(DRM)が開発・リーシングを担う。

優先出資証券は4回に分け、総額の約33%を計4億円で取得する計画。将来は物件自体を取得することも視野に入れている。第2回目以降は、開発プロジェクトが計画通り進んでいることを取得の条件としている。

優先出資証券の形で、間接的に投資する理由について、ラサールREITアドバイザーズは「現時点では既存の建物が存在している土地であり今後開発を行う計画であることから、本投資法人が現状のまま本物件を新投資口発行や借入金により資金調達を行い直接取得することは、本投資法人が負担するリスクが大きくなる可能性があり、また、投資口(企業の株式に相当)1口当たりの分配金・純資産額の希薄化などにつながる恐れがある」と説明している。


物流施設の完成イメージ(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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