8384㎡、低床採用し重量物など円滑に対応可能に
西濃運輸は3月12日、愛知県豊川市で既存の拠点「豊川物流倉庫」を拡張、3月1日にリニューアルオープンしたと発表した。
地上3階建て、倉庫面積は8384㎡。物流施設活用の需要に対応するため、従来の保管施設を物流倉庫として全面的に建て替えた。床面積を約7倍に広げている。
輸送拠点の同社豊川支店と同じ敷地内に位置しており、特積み機能を活かした物流施設として、顧客のニーズを踏まえた高付加価値サービスの提供を目指す。
倉庫外観(西濃運輸提供)
地面と倉庫内の床がフラットな低床倉庫としており、重量物の運搬や大型機材の出し入れがしやすく、フォークリフトやハンドリフトを使用したスムーズな運搬が可能とみている。
1階に46.4mのバースを設置したことで12台のトラックが同時に接岸できる上、貨物用エレベーターも完備し、2階・3階への迅速な荷役作業を後押ししている。
天井が高い設計を採用し、パレット積みやラック収納で大量保管や広いスペースの活用もできるようにしている。
豊川市は愛知県東部の主要工業地域の一つで、自動車関連産業や製造業が集積している。新倉庫は自動車部品メーカー、電子部品工場、食品加工工場、建築資材メーカー、鋼材卸売業者などが取り扱う重量物や大型機材の保管を念頭に置いている。
商品の保管に加え、入出庫から保管、在庫管理、庫内作業(流通加工)、輸配送をワンストップで提供する。
東名高速道路の豊川ICから約1km。関東・関西方面の広域をカバーできるとみている。豊橋港から30㎞のため、海外輸送とも連携させられると見込む。
施設概要
所在地 :愛知県豊川市本野々原3-85
構造 :S造 地上3階建
敷地面積 :26,330.26㎡(7,964.90坪)
延床面積 :9,180.71㎡(2,777.16坪)
倉庫面積 :8,384.28㎡(2,536.24坪)
(藤原秀行)