アスクルが埼玉・日高のLOHACO専用センター関連で減損損失約31億円計上へ

アスクルが埼玉・日高のLOHACO専用センター関連で減損損失約31億円計上へ

宅配運賃値上げなど厳しい環境踏まえ計画再考、「一過性」と強調

アスクルは6月27日、2019年5月期決算で、個人向け通販「LOHACO(ロハコ)」専用の物流センター「ASKUL Value Center 日高」(AVC日高、埼玉県日高市)に関連して減損損失30億9700万円を計上すると発表した。

AVC日高は2017年2月に埼玉県三芳町で構えていた物流センター「ASKUL Logi PARK 首都圏(ALP 首都圏)」が火災で稼働不能となった後、機能を代替するため、日本GLPの物流施設「GLP狭山日高Ⅱ」の1~3階部分に新設した。頻繁に発生する商品の入れ替えに対応できる在庫方法などロハコ対応に特化した新手法の確立を図り、機械化を積極的に進めている。

近年の宅配運賃値上げなど物流面でロハコ事業を取り巻く環境が厳しくなっていることを考慮して事業計画を再考。「AVC日高の固定資産に関わる回収可能性を検討した結果、減損損失を計上することとした」(アスクル)と説明している。

同社は減損計上に加え、ロハコの業績が計画に届かないことも踏まえて19年5月期の連結業績予想を下方修正。純利益は従来の35億円から4億円(前期実績46億9300万円)に引き下げた。

同社は「ALP首都圏火災や宅配クライシスに起因する配送運賃値上げなどの影響を乗り越え、19年5月期の第2四半期(18年9~11月)以降は着実に収益力が向上している」と説明。

ロハコ事業についても「独自価値eコマースへの転換 により確実な収益改善を伴う新たな成長に経営のかじを切るとともに、BtoB事業はウェブ成長戦略の強化とロングテール商品の拡大により安定的な増収増益となっている。減損損失は一過性のものであり、20年5月期は大幅な増益を見込んでいる」と強調している。

同社は7月3日に19年5月期決算を公表する予定。

(藤原秀行)

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