トナミ運輸、奈良・天理で2万㎡の物流拠点開設

トナミ運輸、奈良・天理で2万㎡の物流拠点開設

県内の旧来拠点を移転、関西地区の物流機能拡充・強化図る

トナミ運輸は4月1日、特別積合せ事業とロジスティクス事業の拡大に向け、奈良県天理市で物流拠点を新設したと発表した。5月7日に営業を開始する。

同県大和郡山市にあった旧来の奈良営業所と奈良第2流通センターを移転、新たな「奈良事業所」として開設した。延床面積は2万219㎡。

 
 

両事業の関西地区の物流機能を拡充・強化し、サービスレベルの向上を図る。

新物流拠点の概要

名称 新奈良事業所(2事業所を併設した複合施設)
所在地 奈良県天理市庵治町670-1
敷地面積 33,652㎡(10,179坪)
延床面積 20,219㎡(6,116坪)
建物構造 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
設備 貨物エレベーター2基、垂直搬送機2基
トラックバース数: 集配車28台、運行車33台
洗車場、自家用給油施設、非常用発電設備、太陽光発電(自家発電用)
事業開始 2025年5月7日

1階には特積み事業所および倉庫荷さばき場を配置。2階には倉庫を併設し、スムーズな物流オペレーションと効率的な保管管理を可能にしている。

管理棟は従業員の快適な労働環境を重視し、2階に食堂や休憩室、女性専用のシャワー室やロッカー室を完備。 3階には仮眠室や浴室シャワー室、 洗面・ 洗濯室を備え、ドライバーや女性従業員が安心して利用できる環境を整備している。

屋上には自家消費型太陽光発電設備を設置し、新施設の電力使用量に加え、余剰電力の託送でトナミ運輸大阪中央支店(大阪市)の電力使用量の一部も再生可能エネルギーで賄い、 脱炭素化を推進する。

西名阪自動車道の郡山ICから約5kmで、関西圏へのアクセス性に優れた立地。特積み事業所と倉庫施設を併設した複合型物流施設のため、 関西圏や中京エリアへのスムーズな輸送に加え、全国配送にも対応可能とみている。

 
 


新奈良事業所へのアクセス(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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