三菱倉庫のEC向け拠点稼働、ロボット活用の物流サービスを従量課金制で提供

三菱倉庫のEC向け拠点稼働、ロボット活用の物流サービスを従量課金制で提供

月間入出荷能力70万ピース、中小事業者も利用しやすく配慮

三菱倉庫は7月5日、埼玉県三郷市で建設を進めてきたEC向け物流センター「SharE Center misato」が稼働を開始したと発表した。

面積は約5600平方メートルで、ギークプラスの自動棚搬送ロボット「EVE」を50台導入、EC物流に特化したロジザード製WMS(倉庫管理システム)と組み合わせ、迅速な入出荷と在庫管理を代行する。サービスは従量課金制で提供し、中小規模のEC事業者のハードルを下げることを狙う。庫内のオペレーション構築などはフジテックスが協力した。

首都高速道路や東京外環自動車道、常磐自動車道が交わる三郷JCTの至近に位置し、首都圏各地への配送に強みを持つ立地となっている。

三菱倉庫は新センターに関し、ロボットの活用で同社の一般的な物流センターに比べて人員を7割抑えられるほか、月間入出荷能力は70万ピース、在庫も同程度を確保できるとみている。




新センターの庫内風景(三菱倉庫提供)

(藤原秀行)

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