首都圏に特化型倉庫立ち上げ、越境取引にも対応
オープンロジは5月16日、アパレル商材の取り扱いに強みを持つ物流会社と共同で、首都圏のマルチテナント型倉庫を活用してアパレル特化型倉庫を立ち上げ、アパレル専用EC物流の提供をスタートしたと発表した。
(オープンロジ提供)
昨今、アパレル商材を取り扱うEC事業者のサービス利用が増え、倉庫内での検針・プレス・下げ札付け・たたみ、独自梱包といった、アパレルサービスへのニーズが高まっていることを考慮。アパレル向けの物流サービスメニューを拡充することにした。
当該の拠点は海外向け越境EC配送にも対応しており、商品特性や重量、配送先に合わせて、配送方法をフェデックスやDHLの国際宅配便(クーリエ)、国際郵便(EMS)から選択することが可能。
オープンロジと越境EC支援を手掛けるGlobal-eが連携、相互に活用することで、越境ECのハードルとなる各国の関税や通貨、現地の決済方法などにも対応できるとみている。
オープンロジの一元管理システム(OMS・WMS一体型)は以前から好評だった「出庫ルール」機能が標準仕様となっており、ユーザーは「出庫ルール」機能を活用し、ノベルティやちらしなどの同梱物に関する指示を、購入回数や金額などの条件に基づいて設定することで、流通加工の指示や出荷を自動で実行できるようになり、EC担当者の業務負荷を増やすことなく独自施策を実施することが可能になると想定している。
(藤原秀行)