自動化・省人化に向け全自動倉庫を導入へ
マルハニチロ物流は7月3日、名古屋市内で「名古屋物流センター(仮称)」の新設工事に着手したと発表した。2021年4月の稼働開始を予定している。
伊勢湾岸高速道・名港中央ICから1キロメートルのアクセス利便性を生かし、センコーグループホールディングス傘下で食品定温物流大手のランテック(福岡市)との協業により中部地区の輸配送拠点として機能・展開。センター運営はマルハニチロ物流、荷役業務は全額出資子会社のマルハニチロ物流サービス中部が担当する。
新センターでは将来の人手不足に対応するため全自動倉庫を導入。自動化・省人化を図り高品質な物流サービスの提供を目指す。冷却設備はアンモニア/CO2の自然冷媒を採用して環境にも配慮。また大地震の発生に備えて冷蔵庫棟はプレキャスト・プレストレスト・コンクリート(PCaPC)免震構造とするなど高い安全性を確保した設計となっている。
完成予想図(マルハニチロニュースリリースより)
(鳥羽俊一)