日本初の研究拠点として1棟借り
クレド・アセットマネジメント(AM)は6月2日、東京都羽村市で相鉄グループの不動産会社、相鉄アーバンクリエイツと共同で開発した物流施設「CREDO羽村」に関し、植物工場を展開する米Oishii Farm(オイシイファーム)の日本法人が1棟借りする賃貸借契約を締結したと発表した。
Oishii Farmは同拠点に日本オフィスを設置済みで、今後は植物工場研究に向けた施設「オープンイノベーションセンター」を日本では初めて開設する予定。
「CREDO羽村」外観(クレドAM提供)
東京都西部に位置し、都心からアクセスしやすい立地条件に加え、構造や設備面でも植物工場の研究施設として非常に適していたという。クレドAMは具体的には、柱スパンや高天井など効率的な空間利用がしやすく、温度管理を適切に実現できる高スペックな建物仕様に加え、環境配慮型の設計やBCP対応が高く評価されたと説明している。
さらに、植物工場の運営に必要なインフラの迅速な整備・提供に加え、無人化に向けた先進テクノロジーの導入や、モジュール型の管理システムへの対応のしやすさ、フロアごとに分割利用での運用が可能な柔軟な区画設計も、おいしいファームが選定した大きな理由になったという。
施設概要
名称:「CREDO羽村」
所在地:東京都羽村市神明台2-6-13
交通:圏央道「青梅IC」から約6km、中央道「八王子IC」から約11km、JR東日本・青梅線「羽村駅」から約1km(徒歩約13分)
敷地面積:7,219㎡(2,184坪)
延床面積:15,272㎡(4,620坪)
構造:鉄骨造・地上4階建
環境認証:CASBEE認証 Aランク、BELS認証 5☆、ZEB認証
(藤原秀行)