発泡プラスチックから段ボール素材に切り替え、1台当たり39%見込む
サトーは6月3日、グローバルで販売している産業用ラベルプリンター「スキャントロニクスCL4NX-J Plus (国内販売機種)」と「CL4NX Plus (海外販売機種)」の梱包を見直し、出荷用緩衝材を従来の発泡プラスチックから段ボール素材に切り替えたと発表した。新仕様は5月に活用をスタートした。
緩衝材の以前の状態(左)と現在(サトー提供)
新仕様は段ボール製のフレームに、強度と耐衝撃性に優れたハニカムボード(蜂の巣構造の板材)を組み合わせ、プリンター本体を安定して固定できる設計を実現した。従来と同等の製品保護性能を確保しているという。
同社は今回の刷新により、1台当たりCO2排出量を約39%削減できるとの見込みを示している。2023年度の販売実績に基づく試算によると、年間で約8596kgのプラスチック使用量削減にもつなげられるとみている。
(藤原秀行)