欧州のヘルスケア物流需要に対応
NIPPON EXPRESSホールディングスは6月4日、グループのNXベルギーが5月16日に、ベルギー・ブリュッセル空港貨物地区の新施設「Brucargo Central」(ブリューカーゴ・セントラル)で物流施設を新たに開設したと発表した。
倉庫の外観
内観
ベルギーは世界的な製薬企業に加え、医薬品の製造受託機関やワクチン製造会社、バイオテクノロジー分野の研究機関が多く、製造・開発の集積拠点となっている。
ブリュッセル空港貨物地区内の倉庫と本社機能を、同地区中心部で再開発が完了した物流施設「Brucargo Central」に移転しました。NXベルギーは「Brucargo Central」で営業を開始した初めての企業という。
新倉庫は従来の約2倍となる延床面積1万㎡を備え、約2000㎡のエリアでは2~8℃(冷蔵)、15~25℃(定温)の2温度帯に対応した温度管理が可能。高品質セキュリティシステム(TAPA-Class A認証を近日中に取得予定)を完備し、医薬品など厳格な温度管理が求められる貨物の安全な保管・輸送を提供する。
2025年中には、医薬品の最適な流通に関する国際的なGDP認証の取得を予定している。
新倉庫はオフィスや作業スペースも併設し、従来の3拠点を統合することで、業務の効率化を図る。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用