アドダイスと自動運転トラックのT2、AIでドライバーの「眠気リスク」を捉える実証を実施

アドダイスと自動運転トラックのT2、AIでドライバーの「眠気リスク」を捉える実証を実施

アラート出し運行管理者らに通知

システム開発のアドダイスは6月12日、自動運転トラック開発を手掛けるT2のトラックドライバーを対象に今年3~5月、アドダイスの予兆制御AIで眠気リスクを捉える実証実験を行ったと発表した。

予兆制御AIは人や物体に潜むリスクの予兆をAIで捉える。実証実験はドライバーが同乗し有事の際はすぐに運転を代わる「レベル2」自動運転トラックに同乗するドライバーが眠気を覚えるリスクを予兆制御AIで捉えられるかどうかを検証した。

 
 

アドダイスは長距離幹線輸送で同様の実証実験を行うのは初めてと説明している。


T2の自動運転トラック車両


デバイスを装着したT2ドライバー


T2の事業概要:高速道路などの自動運転区間は無人運転で、集約拠点・切替拠点間は有人運転での輸送を想定

実証実験は関東から関西までの高速道路上の一部区間(約500km)をT2トラックが走行する際に実施。ドライバーが測定用のスマートウォッチを装着し、心拍数などのバイタルデータを予兆制御AIが解析、「30分先まで」の眠気リスクを予測し、運行管理者にスコアで提示した。

眠気スコアが一定のしきい値を超えるとアラートを発報し、運行管理者とドライバーに通知する仕組みだった。

 
 


実証フロー

(藤原秀行)※いずれもアドダイス提供

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