GOの次世代AIドラレコサービス、過去8秒のドライバー映像生かして居眠り運転防ぐ「眠気度」評価可能に

GOの次世代AIドラレコサービス、過去8秒のドライバー映像生かして居眠り運転防ぐ「眠気度」評価可能に

従来機能をアップデート、事故未然防止を強化

GOは6月17日、交通事故削減を支援する次世代AIドライブレコーダー(ドラレコ)サービス「DRIVE CHART」(ドライブチャート)で、眠気を検知して居眠り運転を未然に防ぐ「居眠り警報」機能をアップデートした「眠気警報」機能の提供を同日開始したと発表した。

映像を分析してドライバーの「眠気度」を評価し、居眠り運転につながる眠気を精緻に検知、注意喚起できる。

 
 


(GO提供)

従業員を守るためにも居眠り運転事故が起きる前に注意喚起したいとの事業者のニーズが強いのを踏まえ、GOは2023年に「居眠り警報」機能の提供をスタート、好評を得ている。

さらにリスクを低減し、交通事故を未然に防ぐため、機能のアップデートに踏み切った。

車内カメラで撮影した、過去8秒間の映像から「眠気度」を評価し、その度合いに応じてドライバーに警報を発する。従来の目閉じ(ドライバーが2秒以上まぶたを閉じている状態)を検知するやり方に比べて、捉えきれなかった居眠り運転に至る前の眠気を検知できるという。

眠気度は、まばたきの状態や視線、顔の表情、頭部の動きなど運転中の行動を基に評価。単に目が閉じているかどうかだけでなく、これまでの研究知見に基づく基準に従って、ドライバーの顔映像を過去8秒間全体で総合的に評価し、眠気を検知する形に刷新した。

新たな車載機器の設置やオプションサービスとしての申し込みが不要で、「居眠り警報」のユーザーは自動で「眠気警報」へ切り替わり、新規利用の場合も申請のみで利用開始できる。

 
 

(藤原秀行)

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