ナビタイムジャパン、クラウド型運行管理サービスで誤配送防ぐ「荷物検品」機能追加

ナビタイムジャパン、クラウド型運行管理サービスで誤配送防ぐ「荷物検品」機能追加

積み込みから納品まで、位置・案件情報に連動した荷物管理可能に

ナビタイムジャパンは6月24日、法人向けのクラウド型運行管理サービス「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」のオプションとして、新たに「荷物検品」機能を追加したと発表した。

ユーザーは積み込みから納品まで、荷物の配送状況を確認できるようになる。

 
 

同サービスは複数の社用車を保有している企業向けに、スマートフォンを活用して動態管理とカーナビゲーションの両機能を提供している。パソコン(管理者用サイト)とスマホ(ドライバー用アプリ)端末があれば、複雑なシステムを導入しなくてもすぐに利用を開始できる。


(ナビタイムジャパン提供)

新機能はドライバー用アプリで、スマホのカメラで荷物のバーコードや二次元コードなどを読み取れば、管理者用サイトで登録した案件情報と自動連携し、積み込みから納品まで一貫した荷物管理が可能になる。
 
既存の「訪問先位置確認機能」と併せて利用することで、位置(正しい場所か)と荷物(正しい荷物か)の確認ができるようになり、誤配送を未然に防ぎ、配送品質の向上と荷役効率化につながると見込む。

配車計画の作成段階で荷物情報をひも付けることで、現状は積み込み後からの荷物管理に対応している。今後はトラックへの積み込み時の検品作業にも対応していく予定。荷物情報の記録・帳票出力への対応や、AI画像認識技術を活用した検品など、さらなる機能拡充を図り、「物流2024年問題」に対応する機能を提供することで、物流業界の課題解決を後押しする。

(藤原秀行)

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