センターで使っている仕分け機を体験、配達の仕組み紹介
関東地方の生活協同組合で構成するパルシステム連合会は7月7日、東京都稲城市で都が開催するITと物流の体験施設で、東京都の中高生職業体験企画に協力すると発表した。
流通に不可欠な「経済の血液」ともいわれる物流と、下支えしている情報システムなどを体験してもらい、食品ロス削減につながる生協の宅配サービスの仕組みを伝えることを目指している。
職場体験の会場は、年間を通じてパルシステムの「おしごと体験」企画を開催している稲城センター内の施設。パルシステムの物流センターで実際に使っている仕分け機を設置しているほか、オリジナル動画やパネル、タブレットなどを用意し、小中学生向けに宅配の仕組みを伝えており、市教育委員会の後援も受けている。
中高生向けの職場体験では、施設を活用しながら物流を支える情報システムの仕組みをさらに掘り下げ、体験やワークショップを交えて学ぶことを想定している。
パルシステムは毎週、1000万点を超える商品を80万世帯の利用者へ配達している。体験では、物流の仕分け機器や情報システムを駆使し、大量の商品を確実に配達するまでの仕組みを紹介。急速に普及が進むデジタル化など、現代社会の動向の理解も後押しする。
併せて、必要な食材の事前注文により、食品ロスを減らす持続可能な仕組みも解説する。
パルシステム職場体験募集要項
【開催日時】2025年8月4日(月)、5日(火)13時~16時
【応募締切】2025年7月16日(水)
【定員】12人
【会場】東京都稲城市百村2111 パルシステム連合会稲城事務所1階
【アクセス】
稲城駅から徒歩15分もしくはバス1番乗り場「稲12若葉台駅行」で「稲城中央公園」下車徒歩5分
南多摩駅から徒歩20分もしくはバス2番乗り場「iバスBコース平尾団地行」で「消費生活センター」下車徒歩3分
若葉台駅からバス2番乗り場「稲12稲城駅行」で「稲城中央公園」下車徒歩5分
パネルやタブレットで考える宅配の仕組み
実際の機器を使った仕分け体験(いずれもパルシステム連合会提供)
(藤原秀行)