商船三井がグループの船舶管理機能をシンガポール子会社に統合、運営効率化へ

商船三井がグループの船舶管理機能をシンガポール子会社に統合、運営効率化へ

名称も「LNG」から変更

商船三井は7月22日、グループの船舶管理機能の集約と安全管理強化を目的として、LNG(液化天然ガス)船舶管理を手掛けるシンガポールの100%子会社の名称をそれまでの「MOL LNG Ship Management」(エムオーエル・LNG・シップ・マネジメント)から「MOL Global Ship Management」(エムオーエル・グローバル・シップ・マネジメント、MOLGSM)に変更したと発表した。

MOLGSMは従来のLNG船に加え、乾貨船やタンカーも含めた計200隻以上の船舶管理を包括的に担う。




(商船三井提供)

これまで船種別に分かれていたインハウス船舶管理会社を統合し、幅広い船舶を管理することを表す社名に変更。グループ全体の最適化と競争力向上を図り、 船種の垣根を越えた成功体験の共有や環境対応船管理をはじめとする新技術分野への対応力強化を目指す。

並行して、ITシステムの共通化などを通じた業務標準化と業務品質向上、成長領域への柔軟な人材配置と多様なキャリアパスの提示による従業員のエンゲージメント向上も念頭に置いている。

(藤原秀行)

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