大型車は2万5000円、普通車も1万8000円
警察庁は7月18日、スマートフォンや携帯電話を使いながら車を走らせる「ながら運転」の厳罰化などを盛り込んだ改正道路交通法が今年5月に成立したのに伴い、改正道交法施行令案を取りまとめた。
「ながら運転」の反則金は大型車が現行の7000円から2万5000円に、普通車は6000円から1万8000円といずれも3倍程度引き上げる。違反点数も今の1点から3点に変更する。ながら運転に関する部分は年内の施行を目指す。
併せて、一定の条件下でシステムが人間に代わり自動運転する「レベル3」を可能にするための規定が改正道交法で整備されるのに伴い、自動運転に関する新たな違反行為への点数と反則金を設定した。条件を満たしていない状況下で自動運転の装置を使うなどした場合、違反点数として2点、反則金は大型車で1万2000円、普通車で9000円の反則金を科す方向という。自動運転の部分は2020年5月までの施行を目指す。
7月22日から8月20日までの間、一般からの意見を募集する「パブリックコメント」を実施予定。
(藤原秀行)