商船三井、アジアの不動産大手キャピタランドグループとベトナムで賃貸工場共同開発へ

進出検討企業を後押し

商船三井は9月18日、シンガポールに本拠を置く準本社のMOL（Asia Oceania）が、同じくシンガポールの大手総合不動産デベロッパーCapitaLand（キャピタランド）グループとベトナムで賃貸工場を共同開発すると発表した。

CapitaLand Investment（キャピタランド・インベストメント）が主導し、2024年11月に参画済みのCapitaLand SEA Logistics Fund（キャピタランド・シー・ロジスティクス・ファンド）の2号案件として、ベトナム北部のクアンニン省で複数の事業者向け賃貸工場「CapitaLand’s Ready-Built Factory at Song Khoai Industrial Park」の開発に加わった。

全体の完成は2027年1月を見込む。

経済発展が続く同省のAmata Song Khoai（アマタシティ・ハロン）工業団地内に位置。進出検討企業の初期投資負担を軽減し、早期かつ円滑な事業運営開始を可能にする。ハイフォン港や近隣市街地へのアクセスに強みを持ち、進出企業の安定的な人材確保や効率的なサプライチェーン構築を支援できると想定。事業運営の安定性と将来的な拡張性を後押しする。

物件概要

（藤原秀行）