自動でバーコードなど読み込み、棚場所まで誘導
リベロエンジニアは10月9日、倉庫作業の際に活用可能なスマートグラスソリューション「Libero Sight」(リベロサイト)の提供を始めると発表した。
米Vuzix(ビュージックス)製の産業用スマートグラス「M400」を採用している。
事前に「商品」と「棚場所」のデータを連携させることで、スマートグラスがバーコードやQRコードを自動的に読み込み、棚場所まで作業スタッフを誘導する。習熟度に依存しないナビゲーション機能を生かすことで、新人の即戦力化やベテランの負担軽減につなげられると見込む。
現場の業務フローや人員構成に合わせた機能のカスタマイズにも柔軟に対応。中小企業診断士による伴走支援も提供し、ITに不慣れな企業でも安心してDXに取り組める体制を整える。
管理者画面からあらかじめ「商品」と格納するための「棚場所」リストをアップロードすることが可能で、CSVデータ取り込みによる一括登録ができるようにしている。
■VUZIX M400スマートグラス 750mAhバッテリー版
ディスプレイ:有機EL フルカラーディスプレイ
解像度:nHD(640×360)
カメラ:1,280万画素 オートフォーカスカメラ、4K動画撮影対応
動作温度:-20°C ~ 45°C(寒冷地・温暖環境での使用可)
視野角:16.8°
輝度:2000 nits(高輝度・屋外対応)
クリーンルーム対応:ISOクラス2(超高清浄度環境でも使用可能)
防水・防塵:IP67相当 ※4,800mAh外部取付バッテリーは防水・防塵非対応
ヘッドトラッキング:3自由度ヘッドトラッキング、3軸ジャイロ/加速度センサー/マグ・コンパス統合型
製品は10月29日に始まる展示会[名古屋]スマート物流EXPでお披露目する予定。
(藤原秀行)※いずれもリベロエンジニア提供