限られたスペースでも離陸準備など効率化可能に
IHIグループで立体駐車場などを手掛けるIHI運搬機械は10月15日、「空飛ぶクルマ」の開発・製造・販売を担うSkyDriveに、自社で開発した機体搬送装置を提供したと発表した。
(IHI運搬機械提供)
IHI運搬機械は、空飛ぶクルマの高頻度・高密度な運航を可能とするバーティポート(空飛ぶクルマ向け離着陸場)の実現を目指す一環で、バーティポートに離着陸した空飛ぶクルマを搬送するシステムを開発している。
機体を安全かつ手軽に搬送する車輪とジャッキアップ機構を設けた自由度の高い搬送装置を開発した。SkyDriveは同装置を使用することで、限られたスペースで空飛ぶクルマの離陸準備などのオペレーションを効率的に進められるようになると見込む。
今後は搬送時間の短縮や適用範囲の拡大を進め、システム・サービスを自動化されたバーティポートを実現。空飛ぶクルマが日常的に飛び交う社会の実現を後押ししていきたい考え。
(藤原秀行)