商工中金、運送事業者の車両・採算管理支援サービスを全営業店で提供開始

商工中金、運送事業者の車両・採算管理支援サービスを全営業店で提供開始

1台当たり月額1100円、荷主との適正交渉後押し

商工組合中央金庫(商工中金)は10月21日、運送業界の取引条件を適正化し賃上げを後押しするため、運送事業者向けのクラウド型車両・採算管理サービス「ロジプッシュ」の提供を10月22日に全営業店で始めると発表した。

運送事業者が車両情報や売り上げ・経費情報を入力すれば、車両ごとの整備履歴や採算を簡単に管理できるのが特徴。今年1月に一部の営業店で提供を始め、9月末までに約1500台の車両で導入。利用企業からの要望を踏まえてサービスの内容を見直し、本格的に展開することにした。



運送事業者が荷主と適正な取引ができるよう、ロジプッシュを通じて交渉に使える正確な収支管理、個別採算性のデータを把握することを後追しする。

今後は荷主との取引条件適正化に向けた運賃交渉資料の作成支援サービスの提供や、「ロジプッシュ」で蓄積したデータを活用したファイナンススキームの提案なども検討していく予定。

ロジプッシュは商工中金で預金取引のある顧客が対象で、料金は車両1台当たり月額1100円(税込み)。最大で3カ月間の無償試用期間を設定する。


(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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