Shippio Platform、貿易管理クラウドでマイルストーン機能の柔軟性を大幅強化

Shippio Platform、貿易管理クラウドでマイルストーン機能の柔軟性を大幅強化

工程管理と正確な進捗共有の一元化を実現

Shippioは10月24日、「Shippio Platform」で展開している貿易管理クラウドのマイルストーン機能を大幅に刷新したと発表した。

新たな種類のマイルストーンを追加するとともに、柔軟な順序カスタマイズを行い、国際物流事業者や荷主企業が特殊な工程を含む貿易案件の輸送段階をさらに詳細かつ正確に管理できるようにする。社内外との進捗共有もスムーズに行えると見込む。



ShippioはShippio Platformで2つの荷主企業向けサービスに加え、2024年からは国際物流事業者向け新サービス「Shippio Works」、2025年からはAI通関クラウド「Shippo Clear」の提供を開始している。

これまでのマイルストーン管理機能では、コンテナピックアップや搬入といった工程や、危険品や食品の検査工程、保税倉庫搬入による通関と輸送の順序逆転といったイレギュラーな貿易案件の管理が難しく、正しくスケジュールを可視化できないという課題があった。チャットでの会話やExcelでの二重管理といった手間が増えたり、見逃しが発生したりするリスクがあった。

機能拡充で柔軟なマイルストーン設定や順序のカスタマイズが可能となり、イレギュラーなケースも含め輸送の段階をより詳細・正確に一元管理できるようになると想定している。

具体的には、コンテナピックアップや入港後のコンテナヤード搬入、保税倉庫の搬入/搬出、検査(食品・危険品 等)など、現場で頻出する重要工程を網羅。

案件特性や顧客要件に合わせて並べ替えが可能で、通関と輸送の前後が入れ替わるケースや、検査が間に入るパターンにも対応すると期待している。

案件作成時の内容が保持され、次回以降の案件作成時に省力化できると見込む。



(藤原秀行)※いずれもShippio提供

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