ハッカー集団がネット上で公開か
アスクルは11月11日、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃を受けてシステムが障害を起こし、ECの商品出荷が滞っている件に関し、新たに個人情報が流出したことを確認したと発表した。
法人向けEC「ASKUL」「ソロエルアリーナ」や個人向けEC「LOHACO」で、利用者からの問い合わせや商品仕入れ先の情報が、従来より多く外部に漏れていることが分かったという。
関係者によると、「RansomHouse」(ランサムハウス)と名乗るハッカー集団がインターネットで新たに声明を出し、別の個人情報を公開した。実際にこの集団が攻撃して個人情報を流出させたかどうかは確認できていない。
アスクルは「現時点で流出した情報を悪用した被害の発生は確認されていないが、今後、流出した情報を悪用したなりすましメールやフィッシングメールが送付される可能性がある」と警戒を呼び掛けている。
同社によれば、他にも情報が流出している可能性があり、外部専門機関などと連携しながら情報流出に関する詳細調査を継続、監視体制も強化している。
(藤原秀行)



