事業面で成長支援も
投資会社のマーキュリアホールディングスは11月25日、傘下のマーキュリアインベストメント(MIC)が2024年4月に組成した、日本の物流・サプライチェーン領域の課題解決を目指すベンチャーなどを支援するためのファンド「マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合」に関し、新たにセンコーがLP投資家として参画したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
同ファンドはベンチャーのほか、大手企業からのスピンアウト企業、JVなどを投資対象に設定。資金面での成長支援にとどまらず、投資対象企業などとLP投資家の連携・協業の促進を通じて事業面で成長支援を行うことも想定している。
LP投資家に対しては、投資対象企業などとの連携・協業機会の提供を通じてDXや新規事業開発に寄与するとともに、投資対象企業などに対しては、特定の事業会社の色を着けることなく資金・事業の両面で成長に貢献することにより、物流・サプライチェーンの課題解決に資するプラットフォームとなることを念頭に置いている。
コンセプトに賛同したセンコーが新たにLP投資家として加わり、同ファンドは追加クロージングした。同ファンドは、総額30億~50億円のファンドサイズを目標に掲げており、今後も新たな投資家の参画を予定している。
同ファンドにはこれまでに、日本政策投資銀行、山九、三菱倉庫、JA三井リース、栗林商船などが参画している。
(藤原秀行)




