オープンロジ、「予約商品の着日厳守」「最短出荷」など販売戦略考慮の柔軟な出荷対応実現

オープンロジ、「予約商品の着日厳守」「最短出荷」など販売戦略考慮の柔軟な出荷対応実現

ニーズの多様化を考慮

オープンロジは12月5日、EC物流を包括的に支援するフルフィルメントサービスに関し、「予約商品の着日厳守」や「最短出荷」など、ユーザーの販売戦略に合わせた柔軟な出荷対応を実現するための機能を新たに開発したと発表した。

これまで顧客のEC事業者が「着日指定」を希望する場合、注文情報をシステムへ取り込む際に「配送リードタイム+1日のバッファ(余裕日)」を出荷予定日として自動計算していた。指定日遅延のリスクを排除した倉庫での出荷作業日を自動で確定させていた。

ただ、「着日指定はあるものの、会計処理やデータ連携の都合上、出荷実績は最短で作っておきたい」というニーズや、CDやエンタメ系グッズなどに多い予約商品は「着日厳守」が求められるため、「出荷タイミングをよりピンポイントで制御したい」との声が増えているのを考慮した。

ユーザーは、利用前に以下のいずれかの出荷予定計算パターンのうちの1つを選択できるようにした。

1. 従来通り(配送リードタイム + 1日バッファ)
これまで通りの計算方法。余裕を持った出荷設定が可能。

2. +1日バッファなし(配送リードタイムのみで計算)
バッファ(余裕日)を設けず、配送リードタイムのみで出荷予定日を計算する。

3. 最短出荷(午後零時半までの注文は当日出荷)
配達希望日に関わらず、平日午後零時半までに作成した出荷依頼は、原則「当日出荷」として処理。「最短出荷」設定により、希望日を指定した注文も当日出荷が可能。

設定変更を希望しない場合は自動的に「1. 従来通り」の設定を適用している。当日出荷を適用する場合、希望日の設定は、配送会社ごとの保管期限に依存する。

(藤原秀行)

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