サブスクサービス構築、導入ハードル下げ目指す
独自開発のリニアモーターを使用した都市型立体ロボット倉庫システム「CUEBUS」(キューバス)を手掛けるスタートアップのCuebusと三菱HCキャピタルは12月26日、資本・業務提携契約を締結したと発表した。
「CUEBUS」のサブスクリプション型サービスを構築・提供し、システム導入のハードルを下げて物流拠点の自動化・効率化を促進することを想定。物流現場の自動化・省人化を後押ししていきたい考え。具体的な出資額などは開示していない。
両社が協力し、課題の整理から導入計画策定までの企画構想を顧客に伴走しながら進めるとともに、導入後の運用サポートなども含めたサブスクリプション型サービスにしていくことを検討する。
提携に際しては、三菱HCキャピタルがスタートアップとのオープンイノベーションを通じた新サービスの創出、新事業の開発促進を目的に運用している総額100億円の「イノベーション投資ファンド」を活用している。
「CUEBUS」は通路を必要としない高密度な収納設計を取り入れ、天井付近まで効率的に保管できるよう工夫。全棚の同時稼働によって迅速なピッキングを実現できると想定している。設置や移設が容易に行えるため、さまざまなニーズや利用環境に対応することが可能と見込む。

「CUEBUS」実証機

製品イメージ(いずれも両社提供)
(藤原秀行)










