特許冷蔵庫など先進技術駆使、供給体制強化と食品ロス低減図る
青果輸送が手掛ける福岡ソノリク(佐賀県鳥栖市)は2月12日、福島県富岡町に青果物向け物流拠点「福島物流センター」を開設したと発表した。
「物流2024年問題」を考慮して中継輸送を日常運用に組み込み、長距離偏重の運行を分散することで、ドライバーの負担を抑えた持続可能な輸送体制と広域の安定供給を目指す。
自社開発の特許を生かした冷蔵庫や、空気成分の調整が可能なCA冷蔵を活用し、需給や天候の変化にも揺らぎにくい供給体制の強化と食品ロスの低減につなげたい考え。
福島をハブに据え、東北から北海道・関東・西日本へとつながる青果物流の結節点として、地域の流通を強化する。

センター外観
福岡ソノリクは西日本を基盤に、北海道(石狩市のグループ会社HINAKA)や関東支社を含むネットワークを展開している。福島に中継機能を新設することで、北海道~東北~関東を面で結ぶ結節点を確保し、長距離偏重の運行を分散しやすくなるとみている。

夜間の荷受け・中継輸送にも対応する
福島物流センターは、青果物を対象に、農産物を一時保管・集約し、加工拠点・市場・消費地へ計画的に接続することで、「運ぶ」と「保つ」を両立する運用を実装する。

青果物の集約・仕分け・中継を担う前室エリア
特許冷蔵庫は青果の品質劣化を促すエチレンガスを強制換気する仕組みを取り入れており、鮮度維持と長期保管が可能。

特許冷蔵庫内部。エチレンガスを強制換気する独自技術により、青果の長期保管と品質維持を可能にする

CA冷蔵庫内部。空気成分を制御し、青果の呼吸を抑える
(藤原秀行)※いずれも福岡ソノリク提供












