日本郵船グループが世界初、外航ばら積み船に低炭素メタノール燃料船使用

日本郵船グループが世界初、外航ばら積み船に低炭素メタノール燃料船使用

温室効果ガス65%削減見込む、豪BHPの銅精鉱輸送に投入

日本郵船は2月12日、オーストラリアの資源大手BHPグループ向けの銅精鉱輸送で、Well-to-Wake(燃料の生産から使用までの全工程)で温室効果ガス排出量を従来燃料比約65%削減できる低炭素メタノール燃料を使用したと発表した。

輸送は日本郵船グループのNYKバルク・プロジェクト(NBP)が運航するメタノール二元燃料ばら積み船「Green Future」(グリーン・フューチャー)が担当。日本郵船は外航ばら積み船が低炭素メタノール燃料を使ったのは世界で初めてと意義を説明している。




チリの銅精鉱積載のため着岸中の本船 (Inchcape Shipping Services提供)

本船は日本郵船グループ初のメタノール二元燃料ばら積み船として2025年5月に竣工した。今年1月にチリで銅精鉱を積載し、同年3月に中国で荷揚げする予定。

今回使用した低炭素メタノール燃料は、バイオマス由来の原料から生み出し、25年9月に韓国・蔚山(Ulsan)港で補給した。バイオマスとバイオ燃料の持続可能性とトレーサビリティーを担保する国際基準「ISCC EU認証」を取得済み。

日本郵船グループは低炭素燃料の有効性を検証し、自社のScope1とBHPのScope3の温室効果ガス排出量削減を支援するとともに、輸送した銅精鉱から製造される銅製品のカーボンフットプリント()削減にもつなげていきたい考え。

(藤原秀行)※日本郵船提供

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