大手デベ開発案件
物流施設に特化した不動産投資を手掛ける米国のキャボット・プロパティーズ(Cabot Properties)は2月13日、日本の物流不動産市場に参入したと発表した。
第1弾として、大阪府箕面市で物流施設を取得した。キャボットとして日本で初の投資案件。取得額は開示していない。
キャボットは取得した物件の名称に言及していないが、関係筋によると、大手商社系デベロッパーなどが共同開発したマルチテナント型物流施設とみられる。
当該施設は2021年に竣工し、地上4階建て、賃貸可能面積は6202坪(2万502㎡)。大型トラック12台が接車可能なバースを確保し、天井有効高は5.5m、トラックバースの奥行きは12.5m、駐車場41台分も設置。効率的な物流オペレーションを可能にする仕様を採用している。
バッテリーフォークリフトの充電設備40基を設置し、太陽光発電への対応も可能な設計を取り入れ、環境負荷低減に注力している。CASBEE(建築環境総合性能評価システム)のAランクを取得済み。現在は満床で稼働しているという。
大阪内陸部の中でも注目度が高い「箕面ロジスティクスパーク」内に位置し、大阪都心部から25km圏内。新名神高速道路に近接し、広域をカバーできるとみている。大阪国際空港へのアクセスにも強みがある。
キャボット・プロパティーズのフランツ・F・コロレド=マンスフェルドCEO(最高経営責任者)によると、同社グループは2020年にオーストラリアのシドニーにオフィスを開設し、アジア太平洋地域への展開を本格化。今後も2026年以降を見据え、米国、欧州、APAC(アジア大洋州)の主要物流市場で優良な投資機会を追求する構え。東京オフィスは23年に開設した。
(藤原秀行)











