ビジネス書評・本棚からひとつかみ『お盆休みおススメの3冊!』

ビジネス書評・本棚からひとつかみ『お盆休みおススメの3冊!』

(特別編)※価格は税別

①「ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ」
(ヤマザキマリ著、文藝春秋)

人気漫画家が個性の塊の母親「リョウコ」を紹介。27歳で仕事を辞め実家を飛び出し、音楽で生きるべく単身北海道へ渡り、札幌交響楽団の女性初メンバーとなり、結婚するも夫に先立たれ、演奏活動と2人の娘の育児を両立…。まるで映画のような破天荒人生。娘が仮病で学校を休むのを認めるなど教育方針も独特。「毅然とした無骨さ」の芯にしっかりと母性を持つ生きざまは素晴らしい。真似できないけど。(1300円)

②「牙 アフリカゾウの『密猟組織』を追って」
(三浦英之著、小学館)

年間3万頭以上のアフリカゾウが密猟の犠牲となり、顔ごと切り取られるなどして牙を奪われている。そんな惨状を変えたいと朝日新聞記者が現地の助手の力を借りながら真相究明を目指した貴重なルポ。時に身の危険を感じつつ地道に取材を重ね、密猟組織と行政・司法の癒着、中国の組織的関与の疑いなどの事実を掘り起こす。象牙の印鑑を珍重する日本も結果的に加担しているとの指摘にあなたはどう思うか。(1600円)

③「楽天IR戦記 『株を買ってもらえる会社』のつくり方」
(市川祐子著、日経BP社)

NECから全く環境が異なる楽天に飛び込み、IR責任者を約12年間務めてきた著者の、まさにタイトル通りの株式市場や投資家と対峙し続けた戦いの記録だ。入社早々、大騒ぎとなったTBSへの経営統合提案に遭遇。投資家からの疑問に回答し、事業の狙いを分かりやすく説明資料に落とし込み、国内外を奔走する。社内の議論の模様も赤裸々に明かした貴重なテキスト。IRとは何ぞや?がぎゅっと凝縮されている。(2000円)

(藤原秀行)

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