タイミーとセレクトショップのシップス、「スポットワーク」活用した障がい者雇用の検証を物流センター業務で開始

タイミーとセレクトショップのシップス、「スポットワーク」活用した障がい者雇用の検証を物流センター業務で開始

事前にコミュニケーション促進、ミスマッチ防ぐ

タイミーとセレクトショップ「SHIPS」を展開するシップス(東京都中央区銀座)の両社は2月25日、近隣の障がい福祉サービス事業所と連携し、今年3月に好きな時間に働ける「スポットワーク」を活用した障がい者雇用に関する検証を開始すると発表した。

現在、障がい者の段階的な長期雇用に向けた支援として、職場での実習や国のトライアル雇用助成金制度などが重要な役割を果たしているが、従来の職場実習は数日間の無償での受け入れを前提としているため、障がい者・企業の双方にとって、時間をかけてお互いの適性を見極めることが難しいケースが多く、入社後のミスマッチにつながりやすかった。



また、数カ月単位のトライアル雇用は、障がい者本人・企業双方にとって心理的ハードルが高い側面もあるとみられるため、検証で障がい者雇用にも積極的に取り組むシップスと組み、仮説や課題意識に基づき、スポットワークの「1日単位で、履歴書・面接なし」との特性を活かして、双方の不安や懸念を最小限に抑えながら「実際の仕事」を体験する場を提供していくことを目指す。

障がい者と企業双方の理解を深め、最終的にはミスマッチの少ない安定的な雇用へ移行、安定した現場定着へ導ける新たな就労モデルを作り上げたい考え。

検証では、就業場所や業務の提供を行う企業(雇用主)としてシップスと連携。また、企業(雇用主 / シップス)とマッチングプラットフォーム(タイミー)に加え、支援者・当事者の視点も取り入れて進める。

具体的には、特定の障がい福祉サービス事業所の利用者のみが閲覧・申し込みできるタイミーの「限定公開」機能を活用し、マッチング前に、あらかじめ支援機関を交えたコミュニケーションを可能にする。事前に企業がワーカー(障がい者)の障がい特性や必要な合理的配慮を十分に理解した上で適切な雇用管理を行い、ワーカーが安心して当日を迎えられる体制を作り上げることを目指す。


(両社提供)

タイミーはこれまで、数多くの企業の業務プロセスを分析し、初めて就業する人でも取り組みやすい特別なスキルを必要としない「業務の切り出し」を提案してきた。今回の検証では、シップスが従来タイミーで募集していた、物流センターでのアパレル商品の「袋詰め」「タグ付け」「ピッキング」などの業務で取り組みを実施する。



タイミーが蓄積してきた「業務切り出し」のノウハウを障がい者雇用の分野でも応用できることを検証する。

(藤原秀行)

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