最大積載350キログラム、梱包や養生簡素化し業務負荷軽減
日本通運は8月23日、貨物の汚破損を防ぐ新たな輸送器材「プロテクトBOX」を岐阜プラスチック工業と共同で開発したと発表した。
サイズは組み立てた際の外寸が幅と奥行き1・11メートル、高さ1・029メートル。折り畳んだ際は高さが26・75センチメートルに縮まる。自重は45・8キログラム、最大積載重量は350キログラム、最大動耐荷重は500キログラムと設計している。
梱包や養生を簡素化し、繰り返し使えるため、作業時間短縮による現場業務の負荷軽減、コスト抑制につながると効果を説明。上積みや積み重ねがしづらい荷物も、新機材を使うことで車両やコンテナに2段積みすることが可能になり、積載効率を向上できると説明している。大型トラックでは最大32基、5トンコンテナでは12基を積み込めるほか、航空コンテナにも1基搭載できる。
パレットと側壁を一体仕様としており、1人でも手軽に組み立てや折り畳みできるよう配慮。ハンドリフトで運べるという。
日通は「国内のあらゆる輸送モードに利用可能のため、同器材と各種輸送商品を組み合わせた新たな輸送サービスを開発する」と意欲を示している。
新たに開発した「プロテクトBOX」(日通プレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)