「AI、IoT、RPA」など先進技術活用に焦点当て、95社が出展
日本ロジスティクスシステム協会(JILS)主催の物流に関する大型展示会「ロジスティクスソリューションフェア2019」が8月27日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。同28日までの2日間の予定で、来場者は累計で1万4000人を見込む。
2年ごとに実施しており、今回は「新たなテクノロジーがもたらすロジスティクスイノベーション―環境変化に対応したAIR(AI、IoT、RPA)の活用に向けて―」をテーマに設定。95社がロジスティクスの高度化・効率化に貢献できる先進技術を生かしたソリューションを展示している。出展者は物流事業者や物流施設デベロッパー、ロボット開発のスタートアップ企業、情報システム会社など多岐にわたる。
併せて、参加企業の製品・サービスを実際に導入した事例などを発表する「プレゼンテーションセミナー」を展開。人手不足を反映し、ドライブレコーダーやリアルタイム車両管理システムでトラック運行を効率化する手法などが数多くお目見えしている。
さらに、特別企画として「ロジスティクスカンファレンス2019」も実施。初日の27日は「2030年のロジスティクスの姿を考える」や「ロジスティクス分野に自動化・ロボットを推進するために」を議題に掲げ、シンクタンクやeコマース大手などの担当者らが最新情報を発信した。28日は「ロジスティクス分野における女性活躍の推進」と「東京2020大会への対応と持続可能な物流の構築を目指して」とのタイトルで、関係者が講演する予定だ。
大勢の来場者が詰め掛けたソリューションフェア会場
(本文・藤原秀行、写真・川本真希)