20年度下期目標、取扱量拡大図る
成田空港の運営会社、成田国際空港は10月15日、物流事業者9社とともに、国際航空運送協会(IATA)の医薬品輸送に関する品質認証「CEIV Pharma」の取得を目指すと発表した。
このたび、「空港コミュニティ」と称して各社間で連携していくことで合意した。認証取得で成田空港到着から荷主企業への貨物引き渡しまでを安全かつ迅速に行える医薬品輸送の高品質さをアピール、成田空港の存在感を高めるとともに各社の取扱量拡大につなげることを目指す。
空港コミュニティに名を連ねているのは、全日本空輸と日本貨物航空、国際空港上屋、JALカーゴサービス、日本通運、阪急阪神エクスプレス、日達物流バンテックフォワーディング、郵船ロジスティクス、大隅物流。今年10月から2020年度上期までの間、各社がトレーニングを重ね、同下期に認証取得へこぎ着けたい考えだ。
成田空港で取り扱う医薬品の貿易額は、港を含む全国の医薬品貿易額の約半分を占めている。
(藤原秀行)