ロボット3種類と連動、オムニチャネルで店舗の最適な商品補充など実現
インド発祥の物流ロボットシステム開発メーカー、GreyOrange(グレイオレンジ)は12月11日、主力の移動ロボットと独自の制御用ソフトウエア「GrayMatter(グレイマター)」を一体化した倉庫内業務の効率化支援システムの最新版を開発したと発表した。
ロボットとして、在庫を収めた棚を持ち上げてピッキングエリアまで運ぶ「Ranger GTP(旧Butler)」、仕分けを担う「Ranger Mobile Sorter(旧Flexo)」、オーダーに基づき自律的に商品をピッキングする「Ranger Picking(旧PickPal)」の3種類を活用。グレイマターや他のロボットと通信し、オーダー処理の優先順位などを随時再計算し、最適化することなどにより、適切な在庫が適切なタイミングで適切な場所に配置されている状態を実現する。
同社はオムニチャネルを展開している小売事業者らに店舗への最適なタイミングで商品補充することによる運営効率向上とECのフルフィルメント業務の効率化を実現できると説明している。
「Ranger GTP」と「Ranger Mobile Sorter」、「Ranger Picking」(グレイオレンジウェブサイトより引用)
(藤原秀行)