「翌々日配送」通年化や幹線輸送パレット化など推進
日清食品は12月16日、政府が物流事業者や荷主企業と連携してトラックドライバーの就労環境改善などを目指す「ホワイト物流」推進運動に賛同すると発表した。運動の事務局へ同日、自主行動宣言を提出した。
宣言では取り組む事項として「リードタイムの延長」「パレットなどの活用」「トラック予約受付システムの導入」「荷主側の施設面の改善」「物流の改善提案と協力」の5項目を明示。
具体的には、「翌々日配送」の通年化、トラック幹線輸送のパレット化、直轄工場でのトラック予約受付システム採用、工場出荷口でパレット対応専用設備活用などを進める方針。
同社はこれまでにも、北海道の帯広エリアで2017年にサントリーホールディングスと共同配送を始めたり、18年1月に年間を通じた「翌々日配送」をスタートしたり、同10月に国内直轄4工場でトラック幹線輸送のパレット化を完了させたりといった物流効率向上策を展開している。
(藤原秀行)