ヤマトが仙台に新拠点「宮城物流ターミナル」開設

ヤマトが仙台に新拠点「宮城物流ターミナル」開設

仕分け能力を1・5倍に増強、東北エリアの中核

 ヤマト運輸は9月27日、東北エリアの新たな主要拠点「宮城物流ターミナル」(仙台市)の開所式典を現地で開いた。

 プロロジスが開発した同社専用の物流施設「プロロジスパーク仙台泉2」(延べ床面積3万8813平方メートル)に設置。ヤマト運輸の東北支社と宮城主管支店を移設し、ヤマトグループ10社支店などが入居した。10月1日に稼働する。

 新拠点は東北道の泉ICから約2・5キロメートル。ターミナル棟と物流棟の2棟で構成している。

 仕分け能力を従来の約1・5倍に、「クール宅急便」は約2倍にそれぞれ増強。東北エリア全体の荷物を集約することを可能とし、物流網のオペレーション効率化を推し進める。水産加工物や農産物の輸送需要も確実に取り込みたい考え。

 併せて、施設内に保育所やパウダールームを設けるなど、就労環境の向上に努める。

(藤原秀行)

「宮城物流ターミナル」開所式典のテープカットに臨む長尾裕ヤマト運輸社長(左から2人目)らグループ幹部(同社提供)

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