福岡運輸が青森の八洲陸運を完全子会社化

福岡運輸が青森の八洲陸運を完全子会社化

東北エリアの定温物流事業は今後40億円超に

 福岡運輸ホールディングスは9月28日、中核事業会社の福岡運輸が同13日に青森を地盤とする八洲陸運の全株式を取得したと発表した。

 東北エリアの物流ネットワーク網を拡大・強化、同エリアにおける定温物流事業の売上高は数年以内に両社合計で40億円超となる見通しだ。

 八洲陸運は1993年に設立。青森・宮城・北海道・秋田に事業拠点を構え、冷凍・冷蔵食品を中心とする集荷・保管・配送に至る物流サービスを提供している。

 2017年9月期の売上高は19億6500万円。従業員数155人、146台の冷凍・冷蔵車両を保有し、福岡運輸とは定温物流事業で連携してきた実績を持つ。

 福岡運輸グループは今回の株式取得で本州北端の拠点が現在の盛岡から青森まで広がり、定温物流の事業拠点は全国35カ所となった。

 東北エリアでの輸送能力向上、グループ各社との連携を通じて顧客満足度の高い事業・サービスを展開していく構え。

(鳥羽俊一)

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