鴻池運輸、バングラデシュの衣料品検品会社に33%出資

鴻池運輸、バングラデシュの衣料品検品会社に33%出資

日本向け輸出の物流サービス品質向上図る

鴻池運輸は1月22日、バングラデシュの現地法人が、衣料品検品を手掛ける桑原(愛知県一宮市)と同国企業が合弁で設立した「PQCクワハラリペアセンター」に対し、資本金約1300万円の33%を新たに出資すると発表した。出資完了後、同社は「インレックスバングラデシュ(仮称)」に社名変更する。

同国は日本向けの縫製品製造工場が集積しているが、製造品質にばらつきがあり、輸出前の検品が不可欠となっている。衣料品の修正・加工技術で定評がある桑原と連携し、工場出荷から納品まで一貫して手掛ける高品質な物流サービスを展開。日本企業の需要獲得を図る。

鴻池運輸と桑原は2013年11月に業務提携し、国内外で協力関係を構築。鴻池運輸の衣料品に特化した多機能型倉庫の厚木流通センター(神奈川県厚木市)で衣料品や雑貨の検品から修整までの一括対応サービスなどの成果を挙げてきている。

(藤原秀行)

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