キリンビバレッジ、4月の「門前倉庫」本格稼働へ準備継続

キリンビバレッジ、4月の「門前倉庫」本格稼働へ準備継続

工場近隣で輸送効率向上、トラック年間4000台以上削減目標

キリンビバレッジは1月23日、2020年の事業方針を発表した。

19年10月に親会社のキリンホールディングスや三井倉庫と連携して試験運用をスタートした、製造工場近隣に開設して原材料を扱い、輸送効率を高める「門前倉庫」の取り組みに関し、20年4月の本格稼働に向け、引き続き準備を進めることを盛り込んだ。

目標に掲げている、CO2排出量の年間1000トン以上、輸送トラック台数の4000台以上削減を今後も重視する姿勢を示した。

これまでに門前倉庫を関東と関西で計3カ所展開しており、20年には神奈川・厚木に新設するほか、東北にも拠点を設ける方向で調整しているという。サプライヤーが原材料を収めたいタイミングで運び、門前倉庫から製造工場へも以前より短時間で運べるため、急な製造計画の変更にも対応しやすくなるとみている。

(藤原秀行)

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