東急不動産、埼玉・三芳町のアスクル用物流施設で新たな試み続々
東急不動産は1月29日に埼玉県三芳町で完成記念式典を開いたアスクル専用の物流施設「LOGI’Q三芳」で、東急グループのさまざまな経営資源を活用し、差別化のための新たな工夫を施している。
屋上テラスは東急ハンズと連携し、屋上テラスや遊歩道を整備。東急スポーツオアシスと連携し、公園設備を取り入れ、施設に勤める従業員が出退勤時に体を動かすなどしてリフレッシュできるよう配慮している。
他にも、ビクターエンタテインメントが提供している音響空間サービス「KooNe(クーネ)」を導入し、ハイレゾ音源を用いて心地良い空間を創出。オリジナルのアロマを使い、香りの面で従業員のストレスを減らそうと努める。
さらに、「緑をつなぐ」プロジェクトの一環として、再生林から産出された間伐材を屋上テラスのカウンターテーブルや遊歩道のベンチに用いている。トイレは4つの異なるコンセプトのものを設置しており、気分に合わせて男女問わず使える多様性を重視した“オールジェンダー”のデザインを採用している。
東急不動産は2016年、物流施設開発に参入し、「LOGI’Q三芳」が4件目の完成物件となる。今後も三大都市圏を軸に全国で年間4~5物件を取得・開発していく方針だ。
「LOGI’Q三芳」の外観
屋上の「みはらしテラス」
遊歩道「ひとときストリート」(左)と公園設備「ちょいトレパーク」(いずれも東急不動産プレスリリースより引用)
(藤原秀行)