規制上限2倍の総重量50トン超トレーラー2件を刑事告発

規制上限2倍の総重量50トン超トレーラー2件を刑事告発

日本高速道路保有・債務返済機構とNEXCO東日本

日本高速道路保有・債務返済機構と東日本高速道路(NEXCO東日本)は2月12日、車両制限令で定められた一般的制限を大きく超える総重量の大型トレーラーを運転していたドライバーと事業者の開道(長野県上田市)、大勤運輸(新潟市)をそれぞれ道路法違反の疑いで新潟県警に刑事告発したと発表した。

同機構とNEXCO東日本によると、前社の事案は昨年5月14日、北陸道の糸魚川ICで発覚。トレーラーの車両総重量の実測値が、車両制限令で定められた一般的制限値25トンの約2倍に当たる53・3トンに上った。

後社は昨年9月3日、北陸道の上越ICでやはり一般的制限値25トンの約2倍に匹敵する50・63トンの大型トレーラーを運転していたことが判明した。

国土交通省が2015年1月、車両総重量が基準の2倍を上回る重量超過の違反者は即時告発する方針を示したことを受け、同機構とNEXCO東日本は高速道で悪質な重量超過の取り締まりを強化している。


糸魚川ICで判明した重量オーバーの大型トレーラー

上越ICで見つかった重量オーバーの大型トレーラー(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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