1人乗りeVTOL、ボーイング後援の開発コンテストに参加へ
垂直に離発着して上空を移動する「空飛ぶクルマ」の開発に取り組むベンチャー企業のテトラ・アビエーション(東京)は2月21日、実用化を目指している電動垂直離発着機(eVTOL)の試験飛行許可を日本企業としては初めて米連邦航空局(FAA)から取得したと発表した。
同社が開発を進めている「teTra Mk-3E(テトラ3)」は、実際の機体で本格的に飛行運用試験を始められるようになった。2月27~29日に米シリコンバレーのNASA(米航空宇宙局)エイムズ研究センターで開かれる米ボーイング後援の1人乗りエアーモビリティー開発コンテスト「GoFly」世界大会決勝に参加するほか、商業運用の実現に向け、研究を継続する。
「teTra Mk-3E」の機体(テトラ・アビエーション提供)
(藤原秀行)