大型荷物配達実現目指す
UPS傘下でドローン(無人飛行機)配達システムの開発・運営を担うUPS Flight Forward(UPSフライトフォワード)は3月24日、ドイツのドローンメーカーWingcopter(ウイングコプター)と次世代の配送用ドローンを共同開発すると発表した。
ウイングコプターが既に手掛けている垂直離発着が可能な高性能ドローンを活用。最高時速240キロメートル、航続距離は120キロメートルの機能を備えており、強風や悪天候下でも自律飛行が可能。両社の技術とノウハウを組み合わせ、より大型の荷物を運べる次世代の機種開発につなげていく考えだ。
ウイングコプターの高性能ドローンは医薬品などを配送した実績を持つ。UPSフライトフォワードは2019年設立され、米連邦航空局(FAA)に商用目的のドローン飛行に関する認可を申請した。
(藤原秀行)