【新型ウイルス】アルプスアルパイン、物流事業も新型コロナが業績に影響と予想

【新型ウイルス】アルプスアルパイン、物流事業も新型コロナが業績に影響と予想

中国や北米、ASEANで

アルプスアルパインは4月3日、新型コロナウイルスの感染拡大が業績に及ぼす影響について開示した。

基幹事業の電子部品や車載情報機器に加え、物流事業についても主要顧客の電子部品業界の生産・販売が工場稼働停止などのあおりを受けて減少しているほか、各国政府が入国規制を強化していることもあり、今年2月以降は中国、3月は主に北米とASEAN(東南アジア諸国連合)で貨物取扱高に影響が出る見込みと説明している。

同社の2020年3月期連結業績は売上高が前期比0・9%減の8440億円、営業利益が17・4%減の410億円、純利益が54・8%減の100億円を見込んでいるが、現時点では新型コロナウイルスの感染拡大の影響は反映していない。物流事業は売上高が1・7%増の680億円、営業利益が8・9%減の43億円とみている。

同社は20年3月期決算発表を4月末に計画しているが「新型コロナウイルス感染拡大抑制による当社工場での稼働停止影響等により、決算手続き等に遅延が生じ予定通りに発表できない可能性がある」と注意喚起している。

(藤原秀行)

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