無人で施設内の消毒可能に、5月サービス開始
ZMPは4月10日、施設・敷地内を自動走行してパトロールする警備ロボット「PATORO(パトロ)」に、消毒液の散布機能をオプションとして追加すると発表した。ロボットは今年5月にサービスを開始する予定。物流施設や介護福祉施設、工場、病院などでの使用を見込む。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新たな機能を開発した。事前に設定されたルートを人が歩く程度の最大時速6キロメートルで通りながら、電動噴霧器を使って消毒液を噴霧。手すりやエレベーターのボタンなどを無人で消毒できる。ロボットはクラウドベースの遠隔操作システムを使えば、散布を離れた場所から制御できる。
ロボットの大きさは横65センチメートル、縦78センチメートル、高さは109センチメートル。リチウムイオン電池を搭載し、1時間の充電で4~5時間の動作が可能となる。ロボットは月額でリース料が税別10万円から、オプションは1万円からをそれぞれ見込む。保守管理費用なども別途必要。
パトロのイメージ
パトロの消毒イメージ(いずれもZMPプレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)