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【新型ウイルス】赤羽国交相、トラックドライバーの子どもに自宅待機要請「極めて不適切」

【新型ウイルス】赤羽国交相、トラックドライバーの子どもに自宅待機要請「極めて不適切」

愛媛・新居浜市の問題で文科省に再発防止申し入れ表明

赤羽一嘉国土交通相は4月14日、閣議後の記者会見で、愛媛県新居浜市の小学校で新型コロナウイルスの感染拡大地域を仕事で訪れたトラックドライバーの世帯に子どもを自宅待機とするよう学校側が要請していた問題について「重要な物流を維持するため尽力しているドライバーに対して極めて不適切な対応だ」と遺憾の意を表明した。その上で、同様の問題が再び起きないよう、文部科学省に対応を申し入れる考えを示した。

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新居浜市教育委員会によると、4月7日に市内の全小中学校を通じ、各家庭に感染の拡大している地域を訪れたかどうかと、家庭内に体調不良の家族がいないかどうかを確認するアンケート調査を実施。

その際、運転手が保護者の家庭2世帯から学校に対し、仕事で感染拡大地域に行ったが登校してもよいかどうか問い合わせがあり、学校側は市教委に相談。市教委側は「感染リスクが高いのではないか」との見解を示したため、学校側も自宅待機を運転手の家庭に提案、了承を得たという。子供3人は体調に問題はなかったが4月8日の入学式や始業式を欠席した。

その後、運転手が勤める運送会社の関係者が「運送業の家族は感染リスクが高いとするのは職業差別に該当するのではないか」と指摘。市教委と学校は不適切な判断だったと認め、要請を撤回した。市教委の高橋良光教育長は「お子さんが元気であれば登校していただくと市教委で申し合わせていたが、当時は緊急事態宣言が出されるということもあり、感染のリスクを下げなければいけないということに関係者の意識が集まり過ぎてしまい、誤った判断をしてしまった」と説明。「職業差別をする意図は全くなかった。運送業界の皆さまに不快な思いをさせてしまったことを深くおわびしたい」と謝罪していた。

同市はホームページに今回の問題の経緯を掲載した上で不適切な対応をあらためて陳謝。「国難に際し新型コロナウイルスの脅威と対峙しているあらゆる業種の皆さまに対する感謝を捧げる教育実践を見届ける」と強調している。

(藤原秀行)

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