ノウハウ駆使しスーパー再建加速
ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は10月11日、ドン・キホーテホールディングスを持ち分法適用会社化すると発表した。
株式公開買い付け(TOB)を通じ、同社株式を最大20・17%取得することを目指す。
TOBは関係者の同意などを経て、今年11月上旬にスタートしたい考え。買い付け価格は1株当たり6600円を予定している。ユニー・ファミマグループは中核のコンビニエンスストア事業の基盤強化に専念する。
併せて、ドンキHDはユニー・ファミマHD傘下で自社も40%出資しているスーパー大手ユニーの残る60%の株式を全て取得し、買収することを発表した。
ユニー・ファミマグループは一連の施策でドンキとの連携を一層拡充し、同社が持つ独自の売り場改善などのノウハウを活用したい考え。物流面の改革も焦点となる。
ドンキHDは2019年2月に社名を「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」に変更する。
(藤原秀行)