「無駄なものをつくらない・運ばない・売らない」達成目指す
「ユニクロ」を展開しているファーストリテイリングは10月11日公表した2018年8月期の決算関連資料で、サプライチェーン改革の方向性を明らかにした。
「無駄なものをつくらない・運ばない・売らない」との大前提を達成するため、生産段階から全ての商品にRFIDを添付。
全領域でSKU管理を連動して行い、消費者がいつでも、どこでも欲しい商品を購入できる「個店経営」を実現する方針を明確に打ち出した。
同社はRFID活用の効果として、商品在庫数を瞬時に正しく確認することが可能となり、出荷のスピードアップなどにつながることを挙げている。
このほか①商品の企画・製造計画はグーグルのAI(人工知能)を活用②生産の迅速化へ東レや島精機と連携③ダイフクと協力して全世界で自動倉庫展開―なども盛り込んだ。
(藤原秀行)